S4-LCR
ディナウディオのカスタム据付に対する限定的保証
ディナウディオは、最初の購入日より不定期間にわたり、通常の使用およびサービスの下でカスタム据付製品に材料および製造上の欠陥が生じないことを保証します。本保証が適用されるためには、機器を取扱説明書に従って設置および使用しなければなりません。
本保証に基づく義務は、次の条件が満たされた場合に、保証期間内において欠陥のある機器を交換、修理または返金することのみに限定されます。
- ディナウディオの検査により、請求の有効性が確認された場合。
- 当該欠陥が、最初の購入日以降に起きた損傷、誤用、落雷、サージ電流、過失、不適切な操作(設置)またはディナウディオにより提供されたマニュアルまたは取扱説明書に記載された指示の不順守の結果ではない場合。
- 製品が何らかの形で改変されていない場合、または第三者により修理されていない場合で、 工場の封印シールが貼られた部品が開封されていない場合(摩損または物理的に損傷した部品については、サービス料金に部品代および作業費を追加した料金が適用されます)。
- ディナウディオ製品購入先の販売代理店が、最初の購入の時点で当該製品を販売する権限を有していた場合。
- 製品の設置や修理などのために提供されたサービスが、ディナウディオの書面による承認を得たものであった場合。
- 保証期間内にサービスが必要になった場合に、日付入り売渡証書の原本が提示される場合。
- ディナウディオに対する製品の返品にかかる送料が元払いされている場合。
- 「保証外」の部品は全てサービス料金の対象となります。サービス料金は軽微な修理をカバーするものです(大規模な修理の場合は、追加料金として部品代および作業費が請求されます)。
本保証は、明示的であるか黙示的であるかを問わず、その他全ての保証に取って代わり、これを排除するものです。本保証もその他のいかなる保証も、明示的であるか黙示的であるかを問わず、商品性および適合性に関する黙示の保証を含め、保証期間を超えて適用されることはありません。
ディナウディオは、使用現場におけるその他の機器やアイテムに対する損害、または、付随的、結果的もしくはその他のいかなる損害賠償についても、賠償責任を負わないものとします。ディナウディオは、期待利益、付随的もしくは結果的損害賠償、時間的損失、または製品の購入、操作もしくは使用に関連して購入者が負担するその他の損失について、賠償責任を負わないものとします。
本文書に含まれる情報は、通知なしに変更される場合があります。本保証と広告、文書、製品パンフレットまたは梱包箱の規定との間に齟齬がある場合は、本保証の規定が優先されます。
重要 - 安全のための注意事項
- 本書をしっかりとお読みください。
- 注意事項の書類は手の届くところに保管しておいてください。
- 全ての警告に従ってください。
- 全ての指示に従ってください。
- 本機器は水の近くで使用しないでください。
- 掃除には、乾いた布のみを使用してください。
- 排気口を塞がないようにしてください。メーカーの指示に従って設置してください。
- ラジエーター、暖房送風口、ストーブをはじめ、熱を発生する機器の近くに設置しないでください。
- アクセサリーや装着器具は、メーカー指定のもののみをご使用ください。
- 保守整備は、必ず資格を持ったサービス技師にご依頼ください。
環境に関する注記
本製品は、電気・電子機器における特定有害物資の使用制限に関する指令 (RoHS)、化学物質の登録、評価、認可及び制限に関する規則 (REACH)、ならびに廃電気・電子機器指令 (WEEE) を含むもののこれらに限定されない国際的な指令に準拠しています。本製品の適切なリサイクルまたは廃棄方法については、地域の廃棄物処理当局にご相談ください。
廃棄
使用済みの電気・電子機器の廃棄 (この種の機器に対し異なる回収制度を採用している欧州諸国に適用)。
本製品またはその梱包材に記されたこの記号は、本製品を家庭廃棄物として扱ってはならないことを示しています。その代わりに、本製品は電気・電子機器のリサイクリングのため、該当する回収場所で回収してもらう必要があります。本製品が正しく廃棄されるよう徹底することは、環境や人の健康に対する潜在的な悪影響を防止するのに役立ちます。材料のリサイクルは天然資源の節約に役立ちます。本製品のリサイクルに関する詳細については、地方自治体、地域の廃棄物処理当局、または本製品を購入された店舗にお問い合わせください。
はじめに
カスタム据付型Studio Seriesへようこそ。この度はディナウディオのカスタム据付型製品をお買い上げいただき、ありがとうございます。
S4-LCRMTとS4-LCR65Wは、マルチチャンネルオーディオシステムの左、中央および右チャンネルで使用する目的で設計されたモジュール式の壁内埋込型スピーカーです。
S4-LCR Seriesは、きわめて高品質のオーディオ性能を実現すると同時に、複数の設定オプションも提供し、据付を容易にするように設計された様々な機能も組み込んでいます。
このマニュアルでは、乾式壁やプラスターボードの壁へのS4-LCR Seriesモジュールの据付方法を説明します。最初に箱の内容物のリストがあり、それに続いて壁内埋込型スピーカーの据付方法に関する情報が記載してあります。
ディナウディオStudio Seriesのカスタム据付型スピーカーを初めてお使いになる場合、またはしばらく据付されたことがないお客様の場合は、作業を開始される前に本取扱説明書の該当セクションをお読みになることをお勧めいたします。
注意:
Studio Seriesに関するニュースや情報を入手するにはdynaudio.comをご覧ください。
S4-LCR Seriesは、スピーカーが壁内にぴったり合わせて設置される必要があるカスタム据付の設定において、きわめて高度な質の左、右および中央チャンネルのオーディオを提供できるように設計されています。S4-LCR Seriesは、ディナウディオが40年以上にわたり培ってきたスピーカーに関する専門知識が結集されているだけでなく、そのモジュール形式により、据付の実用性と音響性能の両方の点において優れた融通性を提供できるように設計されています。
S4-LCR Seriesモジュールは、スピーカーユニットと据付用フレームによって構成されています。据付用フレームは切り抜かれた壁内に挿入し、自動ロック型クランプを使ってしっかり固定します。次にスピーカーユニットをスピーカーケーブルに接続してこれを据付用フレームに挿入し、ラッチシステムを使って固定します。その後グリルを取り付けます。これは据付用フレームに一体化されている磁石によって固定されます。
S4-LCR Seriesモジュールは簡単に据付できます。壁が切り抜かれた後に必要とされるツールは他になく、据付は援助なしに一人で完了できます。スピーカーの開梱から磁石固定グリルの塗装と取り付けに至るまで、S4-LCR Seriesを据付する各手順は設計により単純化および簡素化されています。
S4-LCR Seriesのスピーカーには数々のディナウディオの技術が採用されています。これらは、真の意味で高性能の音声をカスタム据付に提供するために、同社のスタジオ用モニターや高性能のHi-Fiスピーカーから導入されたもので、大径アルミニウム製ボイスコイルを用いたユニークな低音/ミッドレンジ用ドライバーと、有限要素法により最適化された低歪みの磁気システム、専有技術のMSP (ケイ酸マグネシウム・ポリマー) 製振動板、および強力なネオジム製磁石が搭載され精密コーティングされたソフトドーム型ツイーターなどが、多数ある技術のうちのわずかな例です。
S4-LCR Seriesは、S4-LCRMTミッドレンジ/ツイーターモジュールと、S4-LCR65Wツインドライバー低音域モジュールの2つのモジュールによって構成されています。単体のS4-LCRMTモジュールは単一のS4-LCR65Wモジュールと併せて使用できますが、より高音量で使用するには2台のS4-LCR65Wモジュールと組み合わせることもできます。
S4-LCRMTの感度は、背面に取り付けられたスイッチを使って、1個か2個のS4-LCR65Wモジュールのいずれかに調整できます。S4-LCRMTとS4-LCR65Wモジュール間の電気的クロスオーバーは、標準的な内蔵パッシブフィルターでパッシブに行うか、外付けアクティブフィルターのコンポーネントを使ってアクティブに行うことができます。スピーカーユニットの背面にあるスイッチとバイパスジャンパーは、内蔵されたパッシブ低域モジュール低域フィルターとミッドレンジ/ツイーター広域フィルターに接続するか、バイパスします。
各S4-LCR Seriesモジュールには、据付用フレームフランジのセットが付属しています。フレームフランジを取り付けることで、モジュールは個別に、間隔を空けて据え付けることができます。1つまたは両方のフレームフランジを取り外すと、複数のモジュールを合わせて単一の壁の切り抜きに一緒に据え付けることができます。
S4-LCRMTモジュールは縦向きにしか据え付けできませんが、S4-LCRMTスピーカーユニットは、そのフレームが隣接するS4-LCR65Wモジュールと同じ方向になるように、据付用フレーム内でどの方向にすることも可能です。
S4-LCR65Wモジュールは縦向きと横向きのいずれの方向でも据え付け可能です。いずれの場合でも、複数のモジュールを一緒に一つの壁の切り抜きに据え付けたり、個別の壁の切り抜きに据え付けることができます。
S4-LCR Seriesモジュールにグリルは付属していませんが、据付の構成内容に合わせて、アクセサリーとしてさまざまな長さでお買い求めいただけます。磁石で装着されるS4-LCRグリルは完全に塗装可能です。
箱の内容物
この箱の内容物は、S4-LCR Seriesのどのモジュールでも基本的に同じです。唯一異なっているのは据付形態と寸法だけです。各箱の内容物は次の通りです。

1 × スピーカーモジュール

1 × 据付用フレーム

2 × フレームフランジ

1 × カットアウト用テンプレート

1 × 塗装マスク
1 × ドキュメントパック
準備
S4-LCR Seriesの据付作業を開始する前に、選択した壁の据付場所に、配管、ダクト、配線など、据付に干渉する可能性のある障害物がないことを必ず確認してください。柱材位置や配管・配線検出ツールが、壁裏側の構造をマッピングしたり潜在的な障害物を特定するのに役立ちます。
S4-LCR Seriesモジュールの選択
S4-LCR Seriesの形態はモジュール式であるため、様々な前面チャンネルの要件に合わせて多様な配置構成でミッドレンジ/ツイーター (S4-LCRMT) と低音域モジュール (S4-LCR65W) を据え付けることができます。S4-LCR Seriesの形態はモジュール式であるため、壁内埋込型の前面チャンネルスピーカーを乾式壁 の止め金具の間隔によって生じる制約に合わせて据え付けることも可能です。3つの典型的な例を下の図に示します。
左右のスピーカーは、S4-LCRMTモジュールを、単一のS4-LCR65Wモジュール、またはより大きなリスニング空間の場合はツインのS4-LCR65Wモジュールと組み合わせて構築することができます。中央チャンネルスピーカーには、必ず単一のS4-LCRMTとツインのS4-LCR65Wモジュールが必要です。
S4-LCR Series据付例
据付例A:

- 65インチのテレビと併せて通常の400 mm間隔の止め金具を使って乾式壁に据え付けられた左、中央および右スピーカー。
- 共通する壁の切り抜きに埋め込まれたS4-LCRMTとS4-LCR65Wの左右1組ずつのスピーカーが、スピーカーの一式を構成します。S4-LCRMT上部フレームフランジとS4-LCR65W下部フレームフランジが取り付けられています。
- 中央スピーカーは、別々の壁の切り抜きに取り付けられた1個のS4-LCRMTと2個のS4-LCR65Wによって構成されます。すべてのフレームフランジが取り付けられています。
据付例B:

- 42インチのテレビと併せて、変更された400 mm間隔の止め金具を使って乾式壁に据え付けられた左、中央および右スピーカー。止め金具の配置は、連続した中央スピーカー部分を作成するように構成されています。
- 共通する壁の切り抜きに埋め込まれたS4-LCRMTとS4-LCR65Wの左右1組ずつのスピーカーが、スピーカーの一式を構成します。S4-LCRMT上部フレームフランジとS4-LCR65W下部フレームフランジが取り付けられています。
- 中央スピーカーは、共通の壁の切り抜きに取り付けられた1個のS4-LCRMTと2個のS4-LCR65Wによって構成されます。S4-LCR65Wの左右のフレームフランジが取り付けられています。
据付例C:

65インチのテレビと併せて通常の400 mm間隔の止め金具を使って乾式壁に据え付けられた左、中央および右スピーカー。
- 共通する壁の切り抜きに埋め込まれた左右1組のS4-LCRMTと左右2組のS4-LCR65Wスピーカーが、スピーカーの一式を構成します。S4-LCR65W下部と上部フレームフランジが取り付けられています。
- 中央スピーカーは、別々の壁の切り抜きに取り付けられた1個のS4-LCRMTと2個のS4-LCR65Wによって構成されます。すべてのフレームフランジが取り付けられています。
S4-LCR Series切り抜きサイズと間隙寸法
S4-LCRMTとS4-LCR65Wモジュールは特定の寸法の壁の切り抜きを必要としますが、取り付けスペースの奥行きと乾式壁 (プラスターボード) の厚さに関する制約は共通しています。これらの寸法は図2と図3および表内のリストに示してあります。図3A〜3Cには、フレームフランジを使用した場合と使用しない場合のS4-LCRモジュール、ならびにS4-LCRMTとS4-LCR65Wモジュールを連結した場合の様子が示してあります。
S4-LCRMT
切り抜きサイズ:
- 190 × 213 mm
- 71⁄2 x 83⁄8インチ
間隙の最低限の奥行き:
- 90.25 mm
- 31⁄2インチ
乾式壁 (プラスターボード) の厚さ:
- 最大32 mm
- 最小8 mm
- 最大11⁄4インチ
- 最小05⁄16インチ
S4-LCR65W
切り抜きサイズ:
- 190 × 373 mm
- 71⁄2 x 1411⁄16インチ
間隙の最低限の奥行き:
- 90.25 mm
- 31⁄2インチ
乾式壁 (プラスターボード) の厚さ:
- 最大32 mm
- 最小8 mm
- 最大11⁄4インチ
- 最小05⁄16インチ
S4-LCRMT + 1 x S4LCR65W
切り抜きサイズ:
- 190 × 563 mm
- 71⁄2 x 223⁄16インチ
間隙の最低限の奥行き:
- 90.25 mm
- 31⁄2インチ
乾式壁 (プラスターボード) の厚さ:
- 最大32 mm
- 最小8 mm
- 最大11⁄4インチ
- 最小05⁄16インチ
S4-LCRMT + 2 x S4LCR65W
切り抜きサイズ:
- 190 × 914 mm
- 71⁄2 x 36インチ
間隙の最低限の奥行き:
- 90.25 mm
- 31⁄2インチ
乾式壁 (プラスターボード) の厚さ:
- 最大32 mm
- 最小8 mm
- 最大11⁄4インチ
- 最小05⁄16インチ

S4-LCR Seriesの最低限の間隙の奥行きと乾式壁の厚さ

フレームフランジを使用した場合と使用しない場合のS4-LCRMT据付用フレーム

フレームフランジで連結されたS4-LCRMTとS4-LCR65W据付用フレーム
バックボックス
壁埋込型スピーカーは、隣接する部屋への音響透過を減らしたり、当該地域の建築要件を満たすために、バックボックスとともに据え付けられることがよくあります。しかしS4-LCRMTモジュールは、一体化されたバックボックスが組み込まれているので、据付では別途のバックボックスが不要です。
バックボックスを使用する場合は、乾式壁 (プラスターボード) が柱材や梁に固定される前にこれを壁や天井内に据付する必要があります。その代わりに、各スピーカー据え付け位置の周囲にある既存の乾式壁 (プラスターボード) を除去してバックボックスを据え付けることもできます。その場合、バックボックスの取り付け後に乾式壁 (プラスターボード) を元の状態に戻す必要があります。
ディナウディオはS4-LCR65Wモジュールに適合するバックボックスを販売していませんが、代替メーカーのバックボックスを使用したり、現場でバックボックスを構築することもできます。いずれにせよ、オーディオ性能を最大限に引き出すためには、それぞれのS4-LCR65Wモジュールに対し少なくとも30リットルの容量のブラックボックスが必要となります。
火災安全対策に関する地域の建築基準をご確認ください。一部の地域では、防火障壁として防火安全規格のバックボックスを使用することが義務付けられています。周囲の物質が燃焼性分類5VAに適合していることをご確認ください。防火安全規格の金属製バックボックスは、コーティングされていない状態の厚さが最小1.35 mmでなければなりません。
スピーカーの位置
S4-LCR Seriesモジュールは、複数チャンネルのオーディオビジュアル設定における前面と中央チャンネル用に特別に設計されています。設置場所のガイドラインは以下の段落に記載されており、図4に示してあります。
左右のスピーカーはスクリーンの両側に配置してください。中央チャンネルスピーカーは、スクリーンの上か下の中央に、理想的には0.25 m未満離れた位置に配置してください。
音響透過型スクリーンの場合は、中央チャンネルスピーカーは画面背後の中央に配置してください。
注意:
カスタム据付型スピーカーの据付に伴う性質により、音響的に最適な位置にスピーカーを据付することが実用的でない場合があります。マルチチャンネルシステムの据付では、複数のスピーカーの設置場所を妥協によって決めなければならない可能性がより高くなります。このような場合には、サラウンドチャンネルのスピーカーよりも前面および中央チャンネルのスピーカーを優先させることが望ましいです。

図4
接続とモードの設定
S4-LCR Seriesのシステムはパッシブモードとアクティブモードのいずれかで接続できます。図5〜8は、単一構成および2つのS4-LCR65Wモジュールによって構成されるシステムの、パッシブおよびアクティブ接続を示しています。
パッシブモード
- パッシブモードでは、各チャンネルに使用されるS4-LCRMTおよびS4-LCR65Wモジュールは、単体のパワーアンプチャンネルと並行して接続されます。
- S4-LCRMTモジュールの背面にあるモード選択スイッチは、S4-LCR65Wを使用する場合は「1W」(S4-LCRMT1台あたり) に、そして2台を使用する場合は「2W」にする必要があります。使用前にモジュール選択スイッチが正しい位置にあることを確認してください。
- 各S4-LCR65WモジュールのクロスオーバーPCBにある2つのモードを選択するためのジャンパーは、J1の位置にしておく必要があります。このモード選択ジャンパーは、S4-LCR65Wモジュールの背面のクロスオーバーアセンブリを持ち上げることでアクセス可能です。これは、図5に示した4つのネジを取り外すことで可能です。
注意:
出荷時のS4-LCR65Wモジュールでは、ジャンパーがJ1位置になっています。しかし、S4-LCR65Wの据付前にジャンパーの位置を必ず目視点検する必要があります。

図5パッシブモードで接続されたS4-LCRMTおよび単体のS4-LCR65W。
- クロスオーバーアセンブリのネジ
- アンプに接続
- J1の位置にあるジャンパー
- 1Wの位置にあるスイッチ
重要
モジュール選択スイッチが正しい位置にあることを確認してください。スイッチが間違った位置にあると、損傷する可能性があります。

図6:パッシブモードで接続されたS4-LCRMTおよび2つのS4-LCR65W。
- クロスオーバーアセンブリのネジ
- アンプに接続
- クロスオーバーアセンブリのネジ
- J1の位置にあるジャンパー
- 2Wの位置にあるスイッチ
- J1の位置にあるジャンパー
重要
モジュール選択スイッチが正しい位置にあることを確認してください。スイッチが間違った位置にあると、損傷する可能性があります。
アクティブモード
アクティブモードでは、各チャンネルに使用されるそれぞれのS4-LCRMTと単体または複数のS4-LCR65Wモジュールは、別々にパワーアンプチャンネルに接続されます。
単数または複数のS4-LCR65Wモジュールそれぞれの背面にあるモジュール選択スイッチは「BYP」(バイパス) 位置にする必要があります。使用前にモジュール選択スイッチが正しい位置にあることを確認してください。
各S4-LCR65WモジュールのクロスオーバーPCBにある2つのモードを選択するためのジャンパーは、J2の位置にしておく必要があります。このモード選択ジャンパーは、S4-LCR65Wモジュールの背面のクロスオーバーPCBモジュールを持ち上げることでアクセス可能です。これは、図7に示した4つのネジを取り外すことで可能です。
4-LCRMTとS4-LCR65Wモジュールそれぞれを駆動するパワーアンプチャンネルは、アクティブフィルタを介して駆動する必要があります。推奨されるフィルタ特性は次の表の通りです。
| フィルター | S4-LCR65W | S4-LCRMT |
| タイプ | ローパス | ハイパス |
| 周波数 | 300 Hz | 500 Hz |
| スロープ | 12 dB/オクターブ | 12 dB/オクターブ |
| Q | 0.71 | 1.0 |
| ゲイン | 0 dB (注意を参照) | 0 dB |
注意:
S4-LCRMTモジュールが単体のS4-LCR65Wモジュールと併せて使用される場合は、S4-LCR65Wのゲインを-6 dB下げる必要があります。

図7:アクティブモードで接続されたS4-LCRMTおよび単体のS4-LCR65W。
- クロスオーバーアセンブリのネジ
- ベースアンプに接続
- ミッドレンジ/ツイーターアンプに接続
- J2の位置にあるジャンパー
- BYPの位置にあるスイッチ
重要
モジュール選択スイッチが正しい位置にあることを確認してください。スイッチが間違った位置にあると、損傷する可能性があります。

図8:アクティブモードで接続されたS4-LCRMTおよび2つのS4-LCR65W。
- クロスオーバーアセンブリのネジ
- ベースアンプに接続
- ミッドレンジ/ツイーターアンプに接続
- クロスオーバーアセンブリのネジ
- ベースアンプに接続
- J2の位置にあるジャンパー
- BYPの位置にあるスイッチ
- J2の位置にあるジャンパー
重要
モジュール選択スイッチが正しい位置にあることを確認してください。スイッチが間違った位置にあると、損傷する可能性があります。
スピーカーの据付
S4-LCR Seriesモジュールの据付は、下記の段落と図9の説明に従って進めてください。
注意:
図9はS4-LCRMTモジュールの据付を示しています。S4-LCR65Wと複数モジュールの据付も同じ方法で行われます。
- 据付位置を選定し、柱材 (梁) や配管、ダクト、ケーブルなどがその背後にないことを確認したら、同梱の単数か複数のテンプレートを使って壁に切り抜き線を印します。切り抜き線の寸法が正しいことを確認してください。
注意:
壁の可聴振動の可能性を低減するため、念のため、壁埋込型スピーカーの近くにある壁の中の間柱と乾式壁 (プラスターボード) の間にマスチック接着剤を一粒適用しておくといいかもしれません。
切り抜き線に沿ってカットし、壁の切り抜きを作成する作業には適切なツールを使用してください。切り抜き穴に据付用フレームが収まることを確認するために試しに挿入し、間隙があることもチェックします。

切り抜きの確認が済むと、据付用フレームを設置できます。フレームフランジが必要な場合は、それらをこの時点で取り付けてください。複数のS4-LCRモジュールによって構成される据付の場合は、すべての据付用フレームを同時に取り付ける必要があります。

据付用フレームを取り付けるには、壁内の切り抜き穴にそれを挿入し、片手でそれを壁に対して押さえながら、もう片手で4つの黄色の固定用クランプを壁の外側に向かって回し、乾式壁 (プラスターボード) の内面に下向きにしっかりスライドさせます。

注意:
スピーカーケーブルの設置がまだ済んでいない場合は、この段階で行う必要があります。ケーブルの配線を行うために、壁の反対側からのアクセスが必要となる可能性があります。絶縁材に極性が明確に印された低抵抗のスピーカーケーブルを使用してください。アンプからスピーカーまでのケーブルの長さが5メートルを超える場合は、低抵抗であることが特に重要となります。お求めの場合は、お近くのディナウディオ小売点または代理店が、スピーカーケーブルの選択についてアドバイスを提供することができます。
スピーカーケーブルを、適切な据付用フレームと壁の切り抜きを通して引っ張り出します。ぶら下がっているケーブルは、スピーカーユニットを片手で持ちながら、もう一方の手でそのケーブルをスピーカーユニットの端子に接続するのに十分な長さである必要があります。
これでスピーカーケーブルをスピーカーユニットに接続することができます。必要な場合はケーブルから絶縁材を15 mm剥ぎ取り、導線の束をひねって露出された端をスピーカーのバネ端子に挿入します。必ず+の導線を赤いスピーカー端子に、そして−の端子を黒のスピーカー端子に接続するようにしてください。

スピーカーユニットがスピーカーケーブルに接続されたら、据付用フレームに挿入することができます。スピーカーユニット前の表面にあるロッキングタブを止まるまで (ロックのアイコンに合うまで) 時計方向に回して、据付用フレームに挿入します。クリック音が聞こえるまで各ロッキングタブの周囲を慎重に押します。次にスピーカーユニットを据付用フレームに固定します。

- ツイーターレベル調節用スイッチ
- クリック音がするまで押す。
4 つの配置。
ロックするまで時計回りに回転。
リリースするには反時計回りに回転。
注意:
スピーカーユニットを据付用フレームに固定する際にケーブルが挟まらないように注意して配置するとともに、可聴振動を発生させる可能性のある状態でスピーカーユニットに接触していないように注意してください。
注意:
スピーカーユニットを据付用フレームから取り外すには、ロッキングタブを反時計回りに90°回転させます。ロックタブを回す際には、スピーカーを支えるように注意してください。
注意:
S4-LCRMTモジュールの高周波域の音質バランスは、様々な据付環境に合わせて調節可能です。スピーカーユニットの前面パネルにあるツイーターレベルのスイッチには +2 dBおよび -1 dBのオプションがあります。レベル調節は、約3 kHzから操作可能です。例えばカーペットや布地の室内装飾品、カーテンなどがリスニング環境に多く使用されている場合は、+2 dBのオプションが適切な場合があります。硬質の床やガラス製品が多くある環境には、-1 dBのオプションがより適している可能性があります。
- スピーカーユニットが配線接続され、据付用フレームに固定されたら、グリルを取り付けることで据付が完了します。グリルは磁石で固定されているので、それを所定位置に配置するだけで済みます。
注意:
スピーカーの据付後に壁に塗装する予定の場合は、スピーカーのハードウェアに塗料が入り込むのを防ぐために、付属の塗装用マスクを使用する必要があります。壁の塗装中はスピーカーのグリルを取り付けないでください。これらは別に塗装する必要があります。