Studio Series

ディナウディオのカスタム据付に対する限定的保証

ディナウディオは、最初の購入日より不定期間にわたり、通常の使用およびサービスの下でカスタム据付製品に材料および製造上の欠陥が生じないことを保証します。本保証が適用されるためには、機器を取扱説明書に従って設置および使用しなければなりません。

本保証に基づく義務は、次の条件が満たされた場合に、保証期間内において欠陥のある機器を交換、修理または返金することのみに限定されます。

  1. ディナウディオの検査により、請求の有効性が確認された場合。
  2. 当該欠陥が、最初の購入日以降に起きた損傷、誤用、落雷、サージ電流、過失、不適切な操作(設置)またはディナウディオにより提供されたマニュアルまたは取扱説明書に記載された指示の不順守の結果ではない場合。
  3. 製品が何らかの形で改変されていない場合、または第三者により修理されていない場合で、 工場の封印シールが貼られた部品が開封されていない場合(摩損または物理的に損傷した部品については、サービス料金に部品代および作業費を追加した料金が適用されます)。
  4. ディナウディオ製品購入先の販売代理店が、最初の購入の時点で当該製品を販売する権限を有していた場合。
  5. 製品の設置や修理などのために提供されたサービスが、ディナウディオの書面による承認を得たものであった場合。
  6. 保証期間内にサービスが必要になった場合に、日付入り売渡証書の原本が提示される場合。
  7. ディナウディオに対する製品の返品にかかる送料が元払いされている場合。
  8. 「保証外」の部品は全てサービス料金の対象となります。サービス料金は軽微な修理をカバーするものです(大規模な修理の場合は、追加料金として部品代および作業費が請求されます)。

本保証は、明示的であるか黙示的であるかを問わず、その他全ての保証に取って代わり、これを排除するものです。本保証もその他のいかなる保証も、明示的であるか黙示的であるかを問わず、商品性および適合性に関する黙示の保証を含め、保証期間を超えて適用されることはありません。

ディナウディオは、使用現場におけるその他の機器やアイテムに対する損害、または、付随的、結果的もしくはその他のいかなる損害賠償についても、賠償責任を負わないものとします。ディナウディオは、期待利益、付随的もしくは結果的損害賠償、時間的損失、または製品の購入、操作もしくは使用に関連して購入者が負担するその他の損失について、賠償責任を負わないものとします。

本文書に含まれる情報は、通知なしに変更される場合があります。本保証と広告、文書、製品パンフレットまたは梱包箱の規定との間に齟齬がある場合は、本保証の規定が優先されます。

重要 - 安全のための注意事項

  1. 本書をしっかりとお読みください。
  2. 注意事項の書類は手の届くところに保管しておいてください。
  3. 全ての警告に従ってください。
  4. 全ての指示に従ってください。
  5. 本機器は水の近くで使用しないでください。
  6. 掃除には、乾いた布のみを使用してください。
  7. 排気口を塞がないようにしてください。メーカーの指示に従って設置してください。
  8. ラジエーター、暖房送風口、ストーブをはじめ、熱を発生する機器の近くに設置しないでください。
  9. アクセサリーや装着器具は、メーカー指定のもののみをご使用ください。
  10. 保守整備は、必ず資格を持ったサービス技師にご依頼ください。

環境に関する注記

本製品は、電気・電子機器における特定有害物資の使用制限に関する指令 (RoHS)、化学物質の登録、評価、認可及び制限に関する規則 (REACH)、ならびに廃電気・電子機器指令 (WEEE) を含むもののこれらに限定されない国際的な指令に準拠しています。本製品の適切なリサイクルまたは廃棄方法については、地域の廃棄物処理当局にご相談ください。

廃棄

使用済みの電気・電子機器の廃棄 (この種の機器に対し異なる回収制度を採用している欧州諸国に適用)。

本製品またはその梱包材に記されたこの記号は、本製品を家庭廃棄物として扱ってはならないことを示しています。その代わりに、本製品は電気・電子機器のリサイクリングのため、該当する回収場所で回収してもらう必要があります。本製品が正しく廃棄されるよう徹底することは、環境や人の健康に対する潜在的な悪影響を防止するのに役立ちます。材料のリサイクルは天然資源の節約に役立ちます。本製品のリサイクルに関する詳細については、地方自治体、地域の廃棄物処理当局、または本製品を購入された店舗にお問い合わせください。

はじめに

カスタム据付型Studio Seriesへようこそ。この度はディナウディオのカスタム据付型製品をお買い上げいただき、ありがとうございます。

Studio Seriesは、天井内埋込型のS4-C65、S4-DVC65とS4-C80スピーカー、ならびに壁内埋込型のS4-W65とS4-W80スピーカーにより構成されています。

それぞれのスピーカーは、高質のオーディオ性能を提供するとともに、容易な据付も可能にするように設計されています。

本取扱説明書では、乾式壁/プラスターボードタイプの壁や天井へのStudio Seriesスピーカーの据付について説明します。最初にStudio Seriesの箱内の内容をリストし、その次に天井内埋込タイプと壁内埋込タイプに共通する情報を提供するセクションが続きます。さらに後のセクションでは、天井内埋込タイプと壁内埋込タイプに特定の情報を説明します。

ディナウディオStudio Seriesのカスタム据付型スピーカーを初めてお使いになる場合、またはしばらく据付されたことがないお客様の場合は、作業を開始される前に本取扱説明書の該当セクションをお読みになることをお勧めいたします。

注意:

Studio Seriesに関するニュースや情報を入手するにはdynaudio.comをご覧ください。

Studio Seriesは、スピーカーが壁内または天井内にぴったり併せて設置される必要があるカスタム据付の設定において、きわめて高度な高質のオーディオを提供できるように設計されています。Studio Seriesには、ディナウディオが何十年にもわたり蓄積してきたスピーカーに関する専門技術の長所が反映されているだけでなく、スピーカーのカスタム据付とパフォーマンスに対する新たなアプローチを提供するために、基礎原理から設計されました。

Studio Seriesスピーカーの特徴は簡単に据付できる点です。天井や壁が切り抜かれた後に必要とされるツールは他になく、据付は援助なしに一人で完了できます。スピーカーの開梱から磁石固定グリルの塗装と取り付けに至るまで、Studio Seriesを据付する各手順は設計により単純化および簡素化されています。

Studio Seriesのスピーカーには数々のディナウディオ・スピーカーの技術が採用されています。これらは、真の意味で高性能の音声をカスタム据付に提供するために、同社の録音スタジオ用モニターや高性能のHi-Fiスピーカーから導入されたもので、大径アルミニウム製ボイスコイルを用いたユニークな低音/ミッドレンジ用ドライバーと、有限要素法により最適化された高出力で低歪みの磁気システム、専有技術のMSP (ケイ酸マグネシウム・ポリマー) 製振動板、および強力なネオジム製磁気システムが搭載され精密コーティングされたソフトドーム型ツイーターなどが、多数ある技術のうちのわずかな例です。

Studio Seriesの天井内埋込型スピーカーには、18°の角度がついた360° 回転可能なベース/ミッドレンジ・ドライバー、および3つのポジションに傾斜角度を調節でき、据付の配置とリスニングルームの音響特性に合わせて音響指向性を最適化することが可能なツイーターが搭載されています。

S4-DVC65天井内埋込型スピーカーにはツインツイーターとデュアルボイスコイル搭載の低音/ミッドレンジドライバーが内蔵されており、ステレオプログラム入力の両方のチャンネルを再現することができます。S4-DVC65のツインツイーターは逆極性に切り替えると、マルチチャンネル型ホームシアターの据付におけるダイポールモードのサラウンドスピーカーとしても使用できるようにできます。ダイポールモードで使用する場合、S4-DVC65は単一のアンプチャンネルのみに接続してください。

Studio Seriesのスピーカーは、スピーカーユニットと据付用フレームによって構成されています。据付用フレームは切り抜かれた天井または壁内に挿入し、自動ロック型クランプを使ってしっかり固定します。次にスピーカーユニットをスピーカーケーブルに接続してこれを据付用フレームに挿入し、ラッチシステムを使って固定します。その後グリルを取り付けます。これは据付用フレームに一体化されている磁石によって固定されます。

箱の内容物

Studio Series全製品の箱の内容物は、天井内埋込型でも壁内埋込型でも基本的に同じです。唯一異なっているのは天井/壁の据付形態と寸法だけです。各箱の内容物は次の通りです。

1 × スピーカーユニット

1 × 据付用フレーム

1 × グリル

1 × カットアウト用テンプレート

1 × 塗装マスク

1 × ドキュメントパック

注意:

Studio Series天井内埋込型スピーカー用に、正方形のグリルもオプションで入手可能です。詳細はディナウディオに直接、または小売店/代理店にお問い合わせください。

注意:

この図は天井内埋込型スピーカーパックの内容物を示しています。壁内埋込型の内容物もほぼ同じです。

準備

寸法

Studio Seriesの各スピーカーには、特定の寸法の天井または壁の切り抜き、取付時の奥行き空間と乾式壁 (プラスターボード) の厚さが必要となります。これらの寸法は下表と図2に示してあります。

S4-C65

S4-DVC65

S4-C80

S4-W65

S4-W80

バックボックス

Studio Seriesのスピーカーは、隣接する部屋への音響透過を減らしたり、当該地域の建築要件を満たすために、バックボックスとともに据え付けることができます。バックボックスを使用する場合は、乾式壁 (プラスターボード) が柱材や梁に固定される前にこれを壁や天井内に据付する必要があります。もしくは、各スピーカーを埋め込む位置の周囲にある既存の乾式壁 (プラスターボード) を取り外してバックボックスを据え付け、それが済んでから乾式壁を据え付けし直すことも可能です。ディナウディオのバックボックスの詳細については、dynaudio.comを参照してください。

他のメーカーの汎用ブラックボックスを用いたり、現場でブラックボックスを構築することも可能です。いずれの場合でも、Studio Seriesスピーカーがその潜在的な性能を最大限に発揮できるようにするには、最低22 Lの容量が必要となります。

Studio Seriesの据付作業を開始する前に、選択した壁や天井の据付場所に、配管、ダクト、配線など、据付に干渉する可能性のある障害物がないことを必ず確認してください。柱材位置や配管・配線検出ツールが、壁裏側の構造をマッピングしたり潜在的な障害物を特定するのに役立ちます。

DynaudioカスタムインストールバックボックスのCAD図面

火災安全対策に関する地域の建築基準をご確認ください。一部の地域では、防火障壁として防火安全規格のバックボックスを使用することが義務付けられています。周囲の物質が燃焼性分類5VAに適合していることをご確認ください。防火安全規格の金属製バックボックスは、コーティングされていない状態の厚さが最小1.35 mmでなければなりません。

スピーカーの位置

据付空間におけるStudio Seriesスピーカーの適切な配置場所は、その応用方法によって異なります。Studio Series天井内埋込および壁内埋込モデルの配置ガイドは後のセクションでカバーし、付属の説明図もあります。

バックグラウンド・オーディオ

天井内埋込型および壁内埋込型スピーカー:モノラルのバックグラウンド音声を提供するのみの目的で単数または複数のStudio Seriesスピーカーが必要とされる場合、それらは、基本的にカバレージや利便性、構成によって決まる位置に配置することができます。ここで考慮すべき主な音響的制約は、コーナー位置では低音が強調される可能性がより高くなるという点です。

S4-DVC65天井内埋込型スピーカーは、単体でステレオ音声を再生できるため、バックグラウンドサウンドの用途に特に適しています。

ステレオ音声

天井内埋込型スピーカー

ステレオ音声の再生のために一対のStudio Series天井内埋込型スピーカーが必要とされる場合、それらの間に3〜5 m (10〜16.5 ft) の間隔を設け、リスニングエリアからも同様の距離を確保することが理想的です。

注意:

S4-DVC65天井内埋込型スピーカーはツインツイーターとデュアルボイスコイルを搭載しているため、ステレオ音声を再生するのにも使用できます。しかし、単体のS4-DVC65ユニットは通常のステレオ音声を再生することはできません。

壁内埋込型スピーカー

ステレオ音声の再生のために一対のStudio Series壁内埋込型スピーカーが必要とされる場合、それらの間に3〜5 m (10〜16.5 ft) の間隔を設け、リスニングエリアからも同様の距離を確保することが理想的です。これらのスピーカーは、リスニングポジションにあたる頭の高さか、それよりやや高めに据え付けるのが理想的です。

注意:

各スピーカーの周辺の音響環境と、各スピーカーから隣接する壁までの距離は、理想的にはすべてのスピーカーでほぼ同じにすべきです。いずれのスピーカーでも隅の位置は回避するようにしてください。

マルチチャンネルオーディオ

Studio Series天井内埋込型および壁内埋込型スピーカーは、マルチチャンネルオーディオの設定と組み合わせて据付することができます。ほとんどの組み合わせによる据付では、壁内埋込型スピーカーは前面 (左右) および中央チャンネルの応用に最適で、天井内埋込型スピーカーはサラウンドチャンネルでの応用により適しています。

天井内埋込型スピーカー (前面と中央チャンネル)

Studio Series天井内埋込型スピーカーをマルチチャンネルの設定で利用する場合、前面 (左右) と中央チャンネルのスピーカーは、スクリーン平面から約0.5 m (20 in) 離れた距離に設置するようにしてください。中央スピーカーは、スクリーン中央の線上に配置し、前面 (左右) スピーカーはそれぞれ、スクリーンの各端から約0.5 m (20 in) 離れた距離に設置するようにしてください。

壁内埋込型スピーカー (前面と中央チャンネル)

Studio Series壁内埋込型スピーカーをマルチチャンネルの設定で利用する場合、前面 (左右) スピーカーをそれぞれスクリーンの各端から約0.5 m (20 in) 離れた距離に設置するのが理想的です。中央チャンネルのスピーカーは、スクリーンの真上か真下に、そして音響透過型スクリーンの場合は、そのすぐ後方に設置する必要があります。

天井内埋込型と壁内埋込型スピーカー (サラウンドチャンネル)

サラウンドチャンネルスピーカーは、特定のマルチチャンネルフォーマットの要件にできるだけ従って据付する必要があります。通常これは、リスニングポジションのいずれかの側のすぐ後ろになります。各スピーカーの周辺の音響環境と、各スピーカーから近くの壁までの距離は、理想的にはすべてのスピーカーでほぼ同じにすべきです。可能であれば、いずれのスピーカー据付でも、隅の位置は回避するようにしてください。

S4-DVC65天井内埋込型スピーカーは、ダイポールモードで使用すると、サラウンドチャンネルとして使用できます。ダイポールモードでは、S4-DVC65のツインツイーターは逆極性で接続されているので、高周波帯域の音響死角がユニットの中央前方軸に発生します。ダイポールモードで使用されるS4-DVC65ユニットでは、低音/ミッドレンジユニットを回転させ、ツイーターの角度を調節してそれらのユニットがリスニングポジションを向くようにする必要があります。

注意:

ダイポールモードはS4-DVC65の背面のスイッチを使って選択します。ダイポールモードで使用されるスピーカーは、単体のアンプチャンネルのみに接続されている必要があります。S4-DVC65がステレオ用に2つのアンプチャンネルに接続されている場合は、ダイポールスイッチは使用しないでください。

注意:

Studio Series天井内埋込型スピーカーの指向特性は、据付用フレーム内でスピーカーユニットを回転させたり、ツイーターの傾斜角度を調節することにより最適化することができます。詳細はセクション4.1を参照してください。

注意:

Studio Series天井内埋込型および壁内埋込型スピーカーは、5.1(2)、7.1(2)、9.1(2) マルチチャンネルシステムに完全対応しています。Studio Series壁内埋込型スピーカーは、Dolby Atmos® の据付での使用に適しています。

注意:

天井内埋込型および壁内埋込型スピーカーの据付に伴う性質により、音響的に最適な位置にスピーカーを据付することが実用的でない場合があります。マルチチャンネルシステムの据付では、複数のスピーカーの設置場所を妥協によって決めなければならない可能性がより高くなります。このような場合には、サラウンドチャンネルのスピーカーよりも前面および中央チャンネルのスピーカーを優先させることが望ましいです。

図3:ステレオオーディオスピーカーのポジショニング
図4:マルチチャンネルオーディオスピーカーのポジショニング

天井内埋込型スピーカーの据付

注意:

この据付方法の説明では、スピーカーケーブルが天井内および壁内にあらかじめ設置されているものと想定されています。

Studio Series天井内埋込型スピーカーを据え付けるには、以下の段落およびそれに付随する図に記載された説明に従ってください。

据付位置を選定し、柱材 (梁) や配管、ダクト、ケーブルなどがその背後にないことを確認したら、同梱のテンプレートを使って天井に切り抜き線を印します。切り抜き線の直径が正しいことを確認してください:S4-C65とS4-DVC65では210 mm (814 in)、S4-C80では260 mm (1014 in)。

切り抜き線に沿ってカットし、天井の切り抜きを作成する作業には適切なツールを使用してください。切り抜き穴に据付用フレームが収まることを確認するために試しに挿入し、間隙があることもチェックします。

注意:

据付用フレームを切り抜き穴にどの向きにフィットするかは関係ありません。

注意:

既製のリングを使用する場合は、既製部品の取扱説明書の指示に従ってください。

注意:

天井の可聴振動の可能性を低減するため、念のため、天井内埋込型スピーカーの近くにある天井の梁と乾式壁 (プラスターボード) の間にマスチック接着剤を一粒適用しておくといいかもしれません。

天井の切り抜きの確認が済むと、据付用フレームを設置できます。フレームを所定の位置に持ち上げ、片手でそれを天井に向かって保持しながら、もう一方の手で3つある黄色の固定用クランプを外側に向かって回し、乾式壁 (プラスターボード) の内側の表面に向かってスライドさせます。

注意:

スピーカーケーブルの設置がまだ済んでいない場合は、この段階で行う必要があります。ケーブルの配線を行うために、上階の床からのアクセスが必要となる可能性があります。絶縁材に極性が明確に印された低抵抗のスピーカーケーブルを使用してください。アンプからスピーカーまでのケーブルの長さが5メートルを超える場合は、低抵抗であることが特に重要となります。お求めの場合は、お近くのディナウディオ小売点または代理店が、スピーカーケーブルの選択についてアドバイスを提供することができます。

スピーカーケーブルを据付用フレームと天井の切り抜きを通して引っ張り出します。ぶら下がっているケーブルは、スピーカーユニットを片手で持ちながら、もう一方の手でそのケーブルをスピーカーユニットの端子に接続するのに十分な長さである必要があります。

これでスピーカーケーブルをスピーカーユニットに接続することができます。必要な場合はケーブルから絶縁材を15 mm剥ぎ取り、導線の束をひねって露出された端を適切なスピーカーのバネ端子に挿入します。

天井内埋込型スピーカーのモデルがS4-C65またはS4-C80の場合は、必ず+の導線を赤いスピーカー端子に、そして−の端子を黒のスピーカー端子に接続するようにしてください。

S4-C65/C80

スピーカーのモデルがS4-DVC65の場合は、次の2つのモードのいずれかで接続できます。ステレオとモノラル。

ステレオモード

ステレオモードは、S4-DVC65がステレオの左右アンプチャンネルに接続される場合に適しています。各アンプチャンネルからの+と−の導線を、赤と黒の1組のスピーカー端子に接続します。必ず+の導線を赤の端子に、そして−の導線を黒の端子に接続するようにしてください。

S4-DVC65
Normalモード

S4-DVC65モデルの背面にあるダイポールスイッチは「Normal」に設定する必要があります。

モノラルモード

モノラルモードは、S4-DVC65が複数チャンネルのサラウンド用で単体のアンプチャンネルに接続される場合に適しています。+の導線を左側の赤の端子に、そして−の導線を右側の黒の端子に接続します。残りの2つの端子を一緒に接続するのには、短いケーブルを使用してください。

S4-DVC65モデルの背面にあるダイポールスイッチは、左ツイーターの位相を通常の0度からダイポールの180度に変えます。必要に応じてスイッチをNormalかDipoleに設定してください。

S4-DVC65
ダイポールモード

スピーカーユニットがスピーカーケーブルに接続されたら、このユニットを持ち上げて据付用フレームに挿入することができます。スピーカーユニット前の表面にあるロッキングタブを止まるまで (ロックのアイコンに合うまで) 時計方向に回して、据付用フレームに挿入します。クリック音が聞こえるまで各ロッキングタブの周囲を慎重に押します。これでスピーカーユニットがフレーム内に固定可能な状態になりました。

[1] スピーカーを回してベース/ミッドレンジ・ドライバーの指向性を調節

[2] ツイーターレベル調節用スイッチ

[3] クリック音がするまで押す。3 つの配置。ロックするまで時計回りに回転。リリースするには反時計回りに回転。

[4] 傾きの角度を変えてツイーターの指向性を調節

注意:

スピーカーユニットを据付用フレームに固定する際にスピーカーケーブルが挟まらないように注意して配置するとともに、可聴振動を発生させる可能性のある状態でスピーカーユニットに接触していないように注意してください。

注意:

スピーカーユニットを据付用フレームから取り外すには、ロッキングタブを反時計回りに90°回転させます。ロックタブをリリースする際には、スピーカーを支えるように注意してください。

スピーカーが接続され、据付用フレームに固定されている状態では、ベース/ミッドレンジ・ドライバーの方向とツイーターの角度が調節可能です。ほとんどの据付では、ドライバーがリスニングポジションに向かうように方向と角度を調節すべきです。ベース/ミッドレンジ・ドライバーの方向を調節するには、ツイーター取付アームを握り、必要に応じてスピーカーユニット全体を回転させます。ツイーターの角度を調節するには、ツイーター本体をつかんで可能な3つのポジションのいずれかに傾けます。

Studio Seriesスピーカーの高周波域の音質バランスは、様々な据付環境に合わせて調節可能です。フロントベゼルにあるツイーターレベルスイッチは、S4-C65またはS4-C80では+3 dB、0 dBおよび-3 dBのオプションを、そしてS4-DVC65では0 dBまたは-3 dBのオプションを提供しています。

注意:

様々なリスニング環境に応じて異なるツイーターレベルが適している可能性があります。例えばカーペットや布製室内装飾品、カーテンなどが多く使われている環境では、タイル製のフロアやガラスが多く使われている環境よりも高いツイーターレベルが必要とされる可能性があります。

天井内埋込型スピーカーの据付は、グリルを取り付ければ完了です。このグリルは磁石で固定されているので、それを所定位置に配置するだけで済みます。

注意:

オプションで、Studio Series天井内埋込型スピーカー用に正方形のグリルも使用可能です。磁石による取付により、必要に応じて正方形のグリルを天井や壁の線に沿って完璧に揃えることが可能になります。

注意:

スピーカーの据付後に天井に塗装する予定の場合は、スピーカーのハードウェアに塗料が入り込むのを防ぐために、付属の塗装用マスクを使用する必要があります。塗装中はスピーカーのグリルを取り付けないでください。これらは別に塗装する必要があります。

壁内埋込型スピーカーの据付

Studio Series壁内埋込型スピーカーを据え付けるには、以下の段落およびそれに付随する図に記載された説明に従ってください。

据付位置を選定し、柱材 (梁) や配管、ダクト、ケーブルなどがその背後にないことを確認したら、同梱のテンプレートを使って壁に縦方向の切り抜き線を印します。切り抜き線の寸法が正しいことを確認してください:S4-W65では175 × 275 mm (678 × 101316 in)、S4-W80では215 × 370 mm (812 × 14916 in)。

注意:

Studio Series壁内埋込型スピーカーは縦方向での使用が意図されています。

切り抜き線に沿ってカットし、壁の切り抜きを作成する作業には適切なツールを使用してください。切り抜き穴に据付用フレームが収まることを確認するために試しに挿入し、間隙があることもチェックします。

注意:

壁の可聴振動の可能性を低減するため、念のため、壁埋込型スピーカーの近くにある壁の中の間柱と乾式壁 (プラスターボード) の間にマスチック接着剤を一粒適用しておくといいかもしれません。

切り抜きの確認が済むと、据付用フレームを設置できます。フレームを所定の位置に挿入し、片手でそれを壁に向かって保持しながら、もう一方の手で4つある黄色の固定用クランプを外側に向かって回し、乾式壁 (プラスターボード) の内側の表面に向かってスライドさせます。

注意:

スピーカーケーブルの設置がまだ済んでいない場合は、この段階で行う必要があります。ケーブルの配線を行うために、壁の反対側からのアクセスが必要となる可能性があります。絶縁材に極性が明確に印された低抵抗のスピーカーケーブルを使用してください。アンプからスピーカーまでのケーブルの長さが5メートルを超える場合は、低抵抗であることが特に重要となります。お求めの場合は、お近くのディナウディオ小売点または代理店が、スピーカーケーブルの選択についてアドバイスを提供することができます。

スピーカーケーブルを据付用フレーム壁の切り抜きを通して引っ張り出します。ぶら下がっているケーブルは、スピーカーユニットを片手で持ちながら、もう一方の手でそのケーブルをスピーカーユニットの端子に接続するのに十分な長さである必要があります。

これでスピーカーケーブルをスピーカーに接続することができます。必要な場合はケーブルから絶縁材を15 mm剥ぎ取り、導線の束をひねって露出された端をスピーカーのバネ端子に挿入します。必ず+の導線を赤いスピーカー端子に、そして−の端子を黒のスピーカー端子に接続するようにしてください。

スピーカーユニットがスピーカーケーブルに接続されたら、据付用フレームに挿入することができます。スピーカーユニット前の表面にあるロッキングタブを止まるまで (ロックのアイコンに合うまで) 時計方向に回して、据付用フレームに挿入します。クリック音が聞こえるまで各ロッキングタブの周囲を慎重に押します。次にこれでスピーカーユニットをフレーム内に固定します。

注意:

スピーカーユニットを据付用フレームに固定する際にケーブルが挟まらないように注意して配置するとともに、可聴振動を発生させる可能性のある状態でスピーカーユニットに接触していないように注意してください。

注意:

スピーカーユニットを据付用フレームから取り外すには、ロッキングタブを反時計回りに90°回転させます。ロックタブを回す際には、スピーカーを支えるように注意してください。

注意:

Studio Series壁内埋込型スピーカーは、ツイーターがベース/ミッドレンジドライバーの上にくるように据え付けられるように設計されています。

Studio Seriesスピーカーの高周波域の音質バランスは、様々な据付環境に合わせて調節可能です。スピーカーユニットの前面パネルにあるツイーターレベルのスイッチには +3 dB、0 dBおよび -3 dBのオプションがあります。レベル調節は、約3 kHzから操作可能です。

注意:

例えばカーペットや布地の室内装飾品、カーテンなどがリスニング環境に多く使用されている場合は、+3 dB のツイーターレベルのオプションが適切な場合があります。一方で、硬質の床やガラス製品が多くある環境には、-3 dBのオプションがより適している可能性があります。よりバランスのとれた音響環境では、おそらく0 dBのオプションが最適となるでしょう。

スピーカーが接続され、据付用フレームに固定されている状態では、グリルを取り付けると壁内埋込型スピーカーの完了です。このグリルは磁石で固定されているので、それを所定位置に配置するだけで済みます。

注意:

スピーカーの据付後に壁に塗装する予定の場合は、スピーカーのハードウェアに塗料が入り込むのを防ぐために、付属の塗装用マスクを使用する必要があります。塗装中はスピーカーのグリルを取り付けないでください。これらは別に塗装する必要があります。

図6は、壁内埋込型スピーカーの設置手順を示しています。

[1] ツイーターレベル調節用スイッチ

[2] クリック音がするまで押す。4 つの配置。ロックするまで時計回りに回転。リリースするには反時計回りに回転。

仕様

S4-C65

パラメータ
タイプ 2ウェイ天井内埋込型
ドライバー-ツイーター 25 mm (1 in)
ドライバー- ベース/ミッド 165 mm (612 インチ)
周波数特性 55 Hz 〜 20 kHz ±3 dB
インピーダンス - 公称
インピーダンス - 最小
感度 87.5 dB @ 1 m、2.83 V
定格電力* 50 W
定格入力* 125 W
ツイーターレベルのオプション -3 dB、0 dB +3 dB
ツイーターの方向 3つの傾斜角
ベース/ミッドレンジの方向 18° × 360°
寸法/奥行 Ø 232 mm / 155 mm
Ø 918 in / 618 インチ
切り抜きの寸法 Ø 210 mm
814 インチ
グリルの材料 塗装鋼
グリルのオプション 円形/正方形
グリルの取付 磁石
グリル仕上げ 印刷可能
認定 CE
環境 RoHS

S4-DVC65

パラメータ
タイプ 2ウェイ天井内埋込型
ドライバー-ツイーター 2x25 mm (1 インチ)
ドライバー- ベース/ミッド 165 mm (612 インチ)
周波数特性 50 Hz 〜 20 kHz ±3 dB
インピーダンス - 公称 2×4Ω
インピーダンス - 最小 2 × 3.2 Ω (最低)
感度 83.5 dB @ 1 m、2.83 V
定格電力* 2 × 50 W
定格入力* 2 × 100 W
ツイーターレベルのオプション 0 dB、-3 dB
ツイーターの方向 3つの傾斜角
ベース/ミッドレンジの方向 18° × 360°
寸法/奥行 Ø 232 mm / 167 mm
Ø 918 in / 658 インチ
切り抜きの寸法 Ø 210 mm
814 インチ
グリルの材料 塗装鋼
グリルのオプション 円形/正方形
グリルの取付 磁石
グリル仕上げ 印刷可能
認定 CE
環境 RoHS

S4-C80

パラメータ
タイプ 2ウェイ天井内埋込型
ドライバー-ツイーター 25 mm (1 in)
ドライバー- ベース/ミッド 200 mm (8.0 in)
周波数特性 45 Hz 〜 20 kHz ±3 dB
インピーダンス - 公称
インピーダンス - 最小
感度 89.0 dB @ 1 m、2.83 V
定格電力* 100 W
定格入力* 140 W
ツイーターレベルのオプション -3 dB、0 dB +3 dB
ツイーターの方向 3つの傾斜角
ベース/ミッドレンジの方向 18° × 360°
寸法/奥行 Ø 280 mm / 163 mm
Ø 11 インチ / 6716 インチ
切り抜きの寸法 Ø 260 mm
1014 インチ
グリルの材料 塗装鋼
グリルのオプション 円形/正方形
グリルの取付 磁石
グリル仕上げ 印刷可能
認定 CE
環境 RoHS

S4-W65

パラメータ
タイプ 2ウェイ壁内埋込型
ドライバー-ツイーター 25 mm (1 in)
ドライバー- ベース/ミッド 165 mm (612 インチ)
周波数特性 55 Hz 〜 20 kHz ±3 dB
インピーダンス - 公称
インピーダンス - 最小
感度 87.5 dB @ 1 m、2.83 V
定格電力* 50 W
定格入力* 125 W
ツイーターレベルのオプション -3 dB、0 dB +3 dB
ツイーターの方向 なし
ベース/ミッドレンジの方向 なし
寸法/奥行 198 x 296 mm / 90 mm
734 x 111116 インチ / 3916 インチ
切り抜きの寸法 175 x 275 mm
678 x 101316 インチ
グリルの材料 塗装鋼
グリルのオプション 長方形
グリルの取付 磁石
グリル仕上げ 印刷可能
認定 CE
環境 RoHS

S4-W80

パラメータ
タイプ 2ウェイ壁内埋込型
ドライバー-ツイーター 25 mm (1 in)
ドライバー- ベース/ミッド 200 mm (8.0 in)
周波数特性 45 Hz 〜 20 kHz ±3 dB
インピーダンス - 公称
インピーダンス - 最小
感度 89.0 dB @ 1 m、2.83 V
定格電力* 100 W
定格入力* 140 W
ツイーターレベルのオプション -3 dB、0 dB +3 dB
ツイーターの方向 なし
ベース/ミッドレンジの方向 なし
寸法/奥行 237 x 392 mm / 99 mm
9516 x 1538 インチ / 31516 インチ
切り抜きの寸法 215 x 370 mm
812 x 14916 インチ
グリルの材料 塗装鋼
グリルのオプション 長方形
グリルの取付 磁石
グリル仕上げ 印刷可能
認定 CE
環境 RoHS